オーバーストックの収支報告書も少しずつ内容を理解できてきたよ。今日はどんな内容なのかしら?
今回もtZEROが力を入れていく事業の方向性についてみていくよ。
目次
事業戦略
まずは復習から入りますと、tZEROは3つの施策をしていきます。
①魅力的なトークンを上場させること
②流動性を上げること
③ユーザーに使いやすいものにしてすること
その中で本記事で解説するのは「②流動性を上げること」について解説します。②の中にも3つの大きな項目があるからそれぞれを解説していきます。
OSTKOの株式分割
NASDAQなどに上場している親会社のオーバーストック株主に対してtZEROに上場しているOSTKOを配るわけです。
OSTKOを配ることで既存のオーバーストック株主がtZEROの口座を開くことになるため、tZERO内で扱われているトークンの売買が活発になるだろうと考えています。(売買がたくさん行われるものを流動性が高いと言います)
例えば、オーバーストックの株を持っているAさんがOSTKOを受け取ったら、そのOSTKOを売ってtZEROのトークンを買う可能性もあるわけですよね。だから流動性が可能性が高くなると考えられます。
ここで特に重要なのは口座を開設してもらうことです。口座開設って手続きが大変でみんな後回しにしてしまうことが多いです。しかし、OSTKOというお金相当のものを受け取る活動を通して、株主たちが一斉に口座開設をすることになります。
オーバーストック凄いですね。
2-2. ブローカーディーラー の追加
ポイント:後で解説しますが、既存の金融機関もセキュリティトークンの市場にどんどん流れてきていることが凄いんです。うまくいく企業は顧客だけでなく、他の企業も巻き込むことが上手でなければいけません。
そういう意味で、既存の金融関係の会社もどんどん自分のプラットフォームに引き込む求心力がある企業だと言えます。
それで、本題の進捗状況はというと
①Choicetradeという会社のテクノロジーを統合することを完了し、規制当局の承認が得られたら稼働するところまで話が進んでいるようです。現在はDinosaur Financial Groupのみだったのが増える予定です。
②さらに①とは別で新たに4つの ブローカーディーラー と話が進んでいるとのことです。
③規制当局からの承認待ちで承認されたら稼働し始めるようです。
④100以上の ブローカーディーラー とディスカッションしているようです。
BSTX の進捗状況
BSTX はBOXとtZEROがお金と技術を出し合って作った会社です。その BSTX の進捗を見ていきます。もし BSTX をもっと知りたい場合は下記記事をご覧ください。
https://sto-invester.com/btsxとは/
BSTX は既に2回目のルールブック※をSECに提出しています。1回目は11月に提出していて、その時の修正箇所を修正して再度提出しています。
※ルールブックとは BSTX が新しく作る取引所のルールをまとめたものです。
これで2回目のトライであり、サポートしているのが過去にルールブックを作り、承認を得ているBOXなので、通る可能性はかなり高くなっていると考えています。
このルールブックが承認されれば、 BSTX がアメリカで取引所を稼働することができ、自分たちの取引所をある程度の裁量をもって新しくルールを作ったりすることもできます。
BSTX は最初のNational exchangesになることを目標にしているようです。ビットコインでもそうだけど、最初に市場を作る方が競争優位に立てる可能性が高いので、tZEROや BSTX に利益を集中して他の人たちがその後のパイを奪い合う構図になると思います。
なので、ここで SECから承認をもらえることは競争優位に立つうえでとても大きな第一歩だと言えると思います。
それに、証券会社の場合は一般人の場合は口座を開くのが面倒くさいなどという理由から一番最初に開いた口座で運用する可能性が高いです。
そのため、tZEROで口座開設した個人は必要に迫られない限りtZEROのアカウントを使い続けることが考えられます。
以上より、今回承認されてパイオニアになることは将来のとても大きな利益につながると考えられます。
まとめ
OSTKOの株式分割やブローカーディーラーの追加や BSTX の進捗を確認すると少しずつ事業が進展していることがわかります。
今後の動向も見逃せないですね。
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