tZEROのトークン価格を大きく左右する債権市場ってどんな感じなのかわからないから困ったな~。
そう思って、債権市場について調査してみたよ。
結論から言うと今後も拡大していくことが予想できるから当初想定したtZEROのトークン価格よりは上振れする可能性があると思うよ。
最も重要な債権市場について今後の動向を確認してセキュリティトークンの未来を考えてみます。さらに今その巨大な債権市場は今後トークン化することは本当に可能なのかを検証していきます。
結論:今後も拡大し、さらに既に証券として我々でも買うことできるので、今あるものを確実にトークン化していくことで、セキュリティトークン市場も拡大していくことが考えられます。
余談ですが、今後も世界のGDPが拡大していくため、それに伴い、債権市場、不動産市場、株式市場といった金融市場は確実に伸びるので、要らぬ心配ですが、定量的に数値化しておりますので、ご確認ください。
目次
債権市場は今後も拡大していくのか?
債権市場$247兆= 24,700兆円 2018年 参考リンク
この市場は下のグラフの通り今後も拡大していくことが予想できます。
内訳を見てみると家庭61兆ドル、非金融系企業74兆ドル、政府67兆ドル、金融系企業47兆ドルとなっている。参考リンク
そして、どの分野も拡大を続けていることがわかる。特に伸びが大きいのは非金融系企業ですね。これはリーマンショック以降は世界的に低金利政策が続いていて、その影響で企業が積極的に借り入れを行い、設備投資をしてきたということが想定されます。
次に像か傾向がみられる政府(23兆ドル⇒67兆ドル)だとアメリカ政府22兆ドル、日本政府11兆ドル、中国6兆ドルなどやはりアメリカと日本がずば抜けて大きな額の残高を抱えていることがわかります。参考リンク
増加率を見ると下表のようになっています。
2003年から2008年が1.8倍となっており、大はばに増えているがここ最近は1.1倍程度の増加で安定しているようですね。もし次の5年も1.1倍程度の増加と考えると2023年には270兆ドルの市場になることがわかります。
年 | 5年前との比率 |
2013⇒2018 | 1.17 |
2008⇒2013 | 1.17 |
2003⇒2008 | 1.8 |
よって、もしこれらの債権がセキュリティトークン化されてtZEROで取引されるようになれば、債券市場は今後も拡大していくことが想定されるため、tZEROトークンの価格は現在の推定値よりも上振れする可能性があると考えられます。
じゃあ、今予想したトークン市場よりも市場が大きくなる可能性があるの?
理論上はそうなっているね。だけど、プロジェクトがうまくいくことが前提だから、そのことを念頭に置いて投資を検討してみてね。
政府が発行している米国債権などは今の証券会社で買えるのか?
結論:買えます。
ご存知の方も多いかと思いますが、楽天証券やSBI証券など主要な証券会社であれば、国債を買うことは可能です。
さらに、投資信託などのように様々な銘柄に分散することも可能です。
非金融系企業と金融系企業の社債はどうか?
結論:こちらも買うことは可能です。
個人向けに小口化されて購入できることがあります。
例えば、SBI債などが有名だと考えています。期間2年で金利0.43%と普通の銀行に預けておくよりは利子が付くのでお得です。こういったものは既に売られているため、トークン化による取引手数料の簡素化が行われれば、さらに拡大する可能性があると考えています。社債について
家庭向けの債権(ローン)はどうなのか?
結論:こちらも購入することは可能です。
例えば、2008年に起きたリーマンショックの引き金となったサブプライムローンですが、サブプライムローンも金融商品として売り出されていたわけです。
よって、家庭用の債権も過去に金融商品として世の中の証券会社で売買がなされた実績があるわけです。
よって、この分野に関しても証券化(トークン化)は可能であると考えております。
まとめ
tZEROのトークン価値を最も大きく左右する債権市場は今後も拡大していくことが予想され、さらに既存の証券会社でも販売されているため、トークン化することは容易であると考えられます。
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