BSTX ってtZEROとどんな関係があるの?
BSTX はtZEROとBOX(ボストン証券取引所)のジョイントベンチャー※企業のことを指すんだ。
ちなみにお互い50%ずつBSTXの株を持ち合っているんだよ。link
※ジョイント・ベンチャー(合弁企業)とは、複数の企業が互いに出資し、新しい会社を立ち上げて事業を行うこと。 主に、①複数の企業が出資しあって新たに会社を設立する ②既存企業の株式の一部を買収し、その企業を既存の株主や経営陣と共同経営する、という2つの形態で展開される。
だからtZEROとボストン証券取引所がお互いの強みを合わせて新しいビジネスに乗り出したということになるんだよ。
ちなみに、BSTXのオーナーはtZEROとBOX(ボストン証券取引所)なので、BSTXが利益をあげるとtZEROトークンの価格も上がることになるから頑張ってほしいですね。
目次
BSTXについて
BSTXとはBoston Security Token eXchageからBSTXと呼ばれております。
BSTXは世界で初めてのセキュリティトークンのNational securities exchange※を設立しようとしている会社です。(BSTXのホームページにも記載してあるので興味ある方はチェックしてみてください)
※National security exchangeとは日本でいう東証1部や東証2部といったマーケットのことでここに上場すると機関投資家向けの市場のことで、アメリカでは世界一の市場を誇るニューヨーク証券取引所、新興市場のNASDAQ、ジョイントベンチャーを組んだBOX、他にはビットコインの先物でCBOEなどがあります。link
BSTXは元々National Securities ExchangeにするためにtZEROの取引所オープンから+2年、25百万ドル~75百万ドルの費用を要すると宣言しておりました。
これは我々初期投資家からSTOで集めた金額の合計が134百万ドルなので、実に18%~55%の大金を使う一大プロジェクトなのです。
なのでこのプロジェクトがうまくいけば、かなり大きなメリットが得られます。
National Securities Exchangeの嬉しさは大きく2点です。
1.上場の基準を決めることができる
これは上場基準を自分たちで作れるということは自分たちの戦うフィールドのルールを自分で決めれれば、それほど大きなビジネスはないと思います。
2.優良企業を呼び込んだり、機関投資家を呼び込める
アメリカの中でも時価総額の高い優良企業がセキュリティトークン市場に入ってくるためには大きなマーケットを作る必要があるため、国レベルの取引所が必要だというわけです。
例えば、マイクロソフト(時価総額1兆ドル=100兆円)のような企業をセキュリティトークン市場に呼び込める可能性があるわけです。すると、売買したい投資家たちがこぞってセキュリティトークン市場に入ってきてBSTXが莫大な利益を上げるということになるわけです。
ちなみに、National Securities Exchange は tZEROが取得している ATS のライセンスに対してルールが厳しいわけです。大企業の場合ルールが最も厳しいところに上場することで世間からの信頼を勝ち取っているわけです。
進捗状況
2018/5/22 tZEROとBOXによるジョイントベンチャーが発表 link
2019/5/30 BSTXがセキュリティトークンのためのルールブックをSECに提出しました。(tZEROのSTOに参加された方は2019/7/13にIR情報として次のように記載されております。)
2019/10/17 SECがセキュリティトークン売買のためのルールブックを公開しました。 link
2020/2/28 SEC に修正案を再提出しています。 link
今後は BSTX のルールブックが SEC からいつ承認されるのかがポイントですね。もし承認されれば、そのルールに痛がってビジネスを始められるわけですからそれだけ事業拡大の大チャンスだということです。
もしSECに否認されても否認理由を踏まえて再度申請すれば、通る可能性が高くなるわけで、そうやって何度もやっていけば、良いだけだと思います。
まとめ
BSTX はtZEROの中で最も重要なプロジェクトなので、今後の動向をチェックしておく必要があります。
BSTXはNational Exchangeになることを目指しており、tZEROのATS(Alternative Trading System)よりも比較的に規模の大きな会社の有価証券を上場させる証券取引所である。
BSTXの方がtZEROの収益よりも大きい。
tZEROはBSTXの株の50%をもっているので、BSTXの収益が上がれば、tZEROの企業価値も上がる。
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