HSBCが100億ドルもデジタル化したって凄そうな記事だけど、今イチ凄さが実感できないのよね?
HSBCというとってもメジャーな銀行が日本の国が1年間で使うお金の1/100の金額である100億ドル(1兆円)をセキュリティトークン化したということだよ。
ポイントは20/3/31時点の仮想通貨で2番目に時価総額の大きいEthereumと同程度の金額をセキュリティトークン化したことがポイントなんだよ。
ということでポイントを一旦整理していきます。
ポイント
①100億ドル(1兆円)の巨額のセキュリティトークン化したこと
②HSBCというメガバンクの債権がセキュリティトークン化したこと
上記2点について詳しく見ていきましょう
目次
100億ドル(1兆円)の巨額のセキュリティトークン化したこと
100億ドルの凄さがわかりにくいと思いますので、詳細を書いていきます。
100億ドルとは20/3/31時点でコロナウイルスによって価格が下落しているとはいえ1トークン14,402円の仮想通貨の時価総額 第2位Ethereumの時価総額150億ドルと同規模の金額です。
なので、100億ドルをセキュリティトークン化するということは「今からEthereumをもう一つブロックチェーン上に作りますよ。」と言っていると考えるとよいのです。
今回の調達額規模も100億ドル(1兆円)というと世界第3位の経済大国である日本の国家予算の1/100程度のとても大きな金額です。
上記のように考えるとかなり大きな金額がセキュリティトークン市場に流れてきていることがお分かりかと思います。
HSBCというメガバンクの債権がセキュリティトークン化したこと
HSBCは海外投資家なら誰でも名前くらいは聞いたことがある超大手の銀行です。
そのHSBCは最大500億ドル相当の私募資産を管理していることを明らかにしています。
よって今回の100億ドルをセキュリティトークン化して安全性などの問題がないことを確認できれば、残りの400億ドルも同様にセキュリティトークン化されることが容易に想像できます。
私募は2022年までに世界で7.7兆ドルに達すると予想されていて2014年に対して60%も増加しています。
よって、HSBCがセキュリティトークンに切り替えたのを皮切りに今後も拡大を続ける7.7兆ドルの巨額な市場が一気に低コストなセキュリティトークンに流れてくることが予想されます。
とても大きな社会の変化が起きてくるわけです。
まとめ
今回のように巨大な金額がセキュリティトークン市場に流れてきています。
よって、セキュリティトークン化の流れが加速していくことが予想されます。
参考:コインデスクサイト
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